5月3日、4日の日程で、黒田長髙様ご夫妻が「博多どんたく港祭り」のため来県されました。
5月4日は福岡城演舞台で柳生新影流柳心会宗家の長岡鎮廣(会員)さんの四方払いが行われ、続いて長髙様は稚児舞(西流)をご覧になった後、稚児流れよりお祝いの口上を受けられました。
引き続き場所を下の橋御門に移して博多松囃子・三福神による祝いの口上を受けられました。答礼として伝統の「一束一本」をお返しになりました。
博多松囃子は博多の商人が年始の挨拶のため、福岡城の殿さまにお目にかかり年始祝いの口上を述べるのがしきたりで、殿さまからの返礼は半紙一束と白扇一本(一束一本)になっています。「筑前歳時図記」や「博多津要録」にも記述があります。