5月27日11時から鳥飼八幡宮参集殿で、総会が3名の協賛会員を含め総数63名の出席を得て開催されました。
山崎会長が冒頭、「協賛企業・団体は50社・団体となり、目標を達成した。今年度は協賛企業・団体の期待と要請を受け、黒田家歴代藩主の顕彰と会員の研鑽を従前通り、新たに文化事業を通じて社会的な使命に応えるようにしたい。」と挨拶されました。
議事は議案書通り承認され、役員は木下正監事の退任と新役員2名(岳康宏氏、郡基博氏)が選出されて、12時に終了いたしました。
その後、修猷館同窓会会長である川崎隆生 (西日本新聞社代表取締役会長)氏から「黒田家と藩校修猷館」と題して講話を頂戴いたしました。川崎氏は黒田藩の儒学に触れ、朱子学の竹田定良と古学派の亀井南冥の儒学の双璧が9代藩主斉隆公の命によってそれぞれ修猷館(東学問所)と甘棠館(西学問所)を開設・開学したことを説明されました。そのなかで修猷館は幕末まで続き、明治になって一時途絶えたが、11代藩主であった黒田長溥公や金子堅太郎らの厚志によって再建され、教育の自主自立と人格の高揚、完成に向けた基礎的な学習は今も続いている旨、説明をされました。