史跡巡り(その2)

2020年11月12日(木)

史跡巡りの記事で書き忘れたことがありました。

小石原の宗家高取窯で拝見した茶入れのことです。

お抹茶をいただいた部屋の床の間に飾られていた茶入れと仕覆を覚えていらっしゃるでしょうか。当主の話では、黒田家に献上したものを再び高取家が拝領したと説明されました。詳細を聞いていなかったので、高取七絵様に問い合わせたところ、献上品は焼きあがった時点で黒田家の物で、この茶入れは第4代藩主綱政公から拝領したとのことでした。また、銘は殿様がこの茶入れを耳に当てたところ松風のそよぐ音が聞こえて来たところから「松風」とされたそうです。

「松風」の銘がある綱政公からの拝領の茶入れ

その他にも殿様が絵付けをされた物が残っているそうです。

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