平成27年5月17日、例年のように鳥飼八幡宮参集殿で藤香会の総会が出席61名、委任状提出者106名、合計167名によって開かれました。
山崎拓会長は、大河ドラマも終わり、藤香会も本来の姿に立ち返り、皆さんの意見を聞きながら藤香会の発展を目指したい。黒田奨学会、福岡城市民の会などの関係団体とも協力を計っていきたい、と挨拶されました。
その後、議長に天本理事を選出して議案の審議に入りました。26年度の事業および会計報告と27年度の事業計画と会計予算とを原総務担当理事および秦会計担当理事から説明され、それぞれ拍手でもって承認されました。役員の改選については一部の役員の異動を含む執行部原案とおり承認されました。
休憩を挟んで講師の福岡地方史研究会幹事の松岡博和氏による「官兵衛と茶の湯」の講演がありました。「名将言行録」には秀吉との茶室での密談から如水が茶の湯を好むようになったことが記述されているそうです。如水の茶の湯は、四大茶会記や宗及自会記などにも見られ、千利休が如水の色紙を鑑定した書状などを説明されました。宗湛茶湯日記には鳥飼松原での茶会のことが記され、侘び茶を体得した茶人であったことがうかがえます。
講話終了後、昼食を伴にしながら、自己紹介などを通じて会員の懇親を深めました。