如水公夫人・光姫様の法要

2016年08月27日(土)

如水公夫人の光姫の命日に当たる8月26日、福岡市中央区大手門の圓應寺で第390回遠忌法要が執り行われました。
当山は光姫が開基した黒田家の菩提寺で、筑前国の名刹、中本山です。光姫は夫・如水公、子息・熊之助、長政を看取った後の寛永4(1627)年8月26日に75歳で福岡城内で亡くなりました。法名は「照福院殿然誉浩栄大尼公」。
法要は住職の三木和信老師(会員)の読経と、寺田蝶美さんの光姫の生涯を語った筑前琵琶で執り行われました。参詣者の焼香が続き、その後、舞踏家高橋創さんの舞、光姫の生涯を描いた手作りの紙芝居が演じられました。
副住職の三木英信さんからは、光姫の読み方についての話がありました。一般的には「テルヒメ」と呼ばれていますが、寺に残る古文書に「光」に「ミツ」とルビがふってあること、如水公墓石と長政公の間にある熊之助の墓石裏面に母「満」と刻まれており「ミツ」と読んだのではないかということでした。
藤香会からは田島事務局長、稲員大三郎会員ほか4名の会員が参詣し、福岡市博物館顧問の田坂大蔵氏や「播磨の黒田武士顕彰会」の神澤輝和会長の姿もありました。

山門 「光姫忌」の案内(那珂川郷土史研究会・藤野辰夫氏撮影)
山門 「光姫忌」の案内(那珂川郷土史研究会・藤野辰夫氏撮影)

法要前の本殿の様子(那珂川郷土史研究会・藤野辰夫氏撮影)
法要前の本殿の様子(那珂川郷土史研究会・藤野辰夫氏撮影)
参詣者の焼香(那珂川郷土史研究会・藤野辰夫氏撮影)
参詣者の焼香(那珂川郷土史研究会・藤野辰夫氏撮影)

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