歴史勉強会開催される

2016年09月24日(土)

恒例の歴史勉強会が9月24日(土)、福岡市博物館講座室で開催されました。

今年度は野村望東尼の研究者では第一人者である谷川佳枝子先生をお招きして「野村望東尼の生涯」と題して1時間20分にわたって講演をいただきました。

野村望東尼は幕末の福岡藩のみならず他藩の勤皇派の人々を庇護した女流歌人で、乙丑の獄(慶応元年)で罪に問われ、糸島の姫島に流罪となりました。庇護された人々の中には長州の高杉晋作もおり、姫島からは高杉の手の者たちによって救出されました。その後は長州の防府三田尻で一生を終えました。

先生は、望東尼はわずか1年2カ月の長州滞在でしたが、山口県には防府望東会があって望東尼を顕彰している、県民に慕われ尊敬の対象となっていると説明されました。

一生涯の節々に詠まれた和歌を参加者全員で唱和しながらの講演で、参加者の心に望東尼が詠んだ和歌の真髄が浸みたように感じました。

最後に、骸骨姿の晋作が三味線を弾いている巻物が披露され、それに書かれている和歌が説明されました。

「花咲きし梢も 咲かぬ深山木も 終には同じ朽木なりけり」で、「花が咲いた梢もまだ咲かない深山の木も最後は同じ朽木となる」というような意味でしょうか。

参加者は会員40名、一般の方110名にのぼり、あっという間の1時間20分でした。

先生の静かでよく通るお声での講演には参加者の誰もが引き込まれたことでした。

開催された福岡市博物館

開催された福岡市博物館

受付をしてくれた会員

受付をしてくれた会員

山崎会長の挨拶

山崎会長の挨拶

会場いっぱいの参加者

会場いっぱいの参加者

講演中の谷川先生-その1

講演中の谷川先生-その1

講演中の谷川先生-その2

講演中の谷川先生-その2

著書「野村望東尼」に署名される谷川先生

著書「野村望東尼」に署名される谷川先生

和歌「花さきし梢も 咲かぬ深山木も 終には同じ朽木なりけり 望東」

和歌「花さきし梢も 咲かぬ深山木も 終には同じ朽木なりけり 望東」

 

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