恒例の史跡巡りは、この度世界文化遺産に認定された沖ノ島および関連遺産群を見る旅となりました。今回は世界遺産のある地を巡るため、会員54名の参加で今までにない大人数でのイベントとなりました。
11月7日の暑くもなく寒くもない気候のもと宗像大社を参詣しました。前の週に天皇皇后両陛下が訪問された勅使館に案内され、陛下の休まれた部屋を見せていただき、座られた椅子(レプリカ)に座り、普段は神宝館に展示されている神宝を持出し展示して両陛下にご覧にいれた部屋でお茶や菓子をいだきながら葦津宮司の説明を聞きました。その後本殿で正式参拝を済ませ、神社の原始形態である高宮祭場を参詣し神宝館で数々の国宝を観覧しました。
続いて訪れた鎮国寺ではご住職の法話と5体の仏像(空海の作と言われる)で、宗像大社の神護寺だった時代、宗像三女神の化身である大日如来、釈迦如来、薬師如来と阿弥陀如来、如意輪観音菩薩を拝観いたしました。境内にある観音様は以前は“ボケ封じ観音“と呼ばれていたが、今では“いきいき観音“と呼ばれているそうです。
昼食の後、神ノ湊から大島に渡り宗像社の中津宮を参詣し、天の真名井の神水で喉を潤して沖津宮遙拝所に向かいました。残念ながら薄曇りの天気であったため沖ノ島は見ることができませんでしたが、静かな海の向こうに神聖な沖ノ島があるという感慨に浸ることができました。
大島での見学は宗像大社の権禰宜である松林さんに同行案内していただきました。
今回は宗像大社の葦津宮司さんや松林権禰宜さん、鎮国寺の立部住職さんの説明で、普段のガイドさんの案内では聞くことができない内容を聞くことができました。ありがとうございました。