長政公の第396回御忌法要が営まれました

初代藩主長政公の396回遠忌法要が命日の8月4日午前11時から崇福寺で執り行われました。

酷暑の中、黒田長髙様、山崎会長はじめ会員および協賛会員50名が参列しました。

法要が行われた崇福寺の方丈には仏前に長政公のご位牌と肖像が描かれた掛け軸が掲げられ、岩月海洞老師の五体投地に続く読経の中、長政公の御霊に焼香を行ないました。

読経前の岩月海洞老師の五体投地
参詣・焼香する参列者
お礼を述べられる長髙様

方丈での法要を終えた参列者は中門をくぐって黒田家墓所に向かい、長政公の墓前でやはり読経の中で焼香を行なって長政公を偲びました。

長政公墓前に参詣される長髙様

黒田家墓所の清掃を行いました

毛屋副会長の挨拶初代藩主長政公の396回御忌法要を前に、7月29日に黒田家墓所の清掃を行いました。

今回は近所の方がはじめてボランティアで参加され、会員を含めて43名が暑い中に汗を流しました。

毛屋副会長の挨拶
集まった参加者たち

福岡市文化財部の藤係長の話では、黒田家墓所の入場者数は平成28年度が2,539名、29年度が2,362名とのことでした。墓所をいつもきれいに保って、観光客をはじめ入場の方々に気持ちよく参拝していただきたいものと思います。

参加者の皆さま、おつかれさまでした。

きれいになった墓所
清掃を終えて参加者全員で記念撮影

相島で遭難300回忌供養会が行われました

享保4(1719)年7月24日、朝鮮通信使を迎えるため準備中の船40艘余が大風によって破船・遭難、福岡藩士12名と水夫49名の合わせて61名が亡くなりました。

今年は300回遠忌に当たり、その供養会が7月22日、相島の経塔様広場で神宮寺の中澤老師の表白と読経をいただいて執り行われました。参加者は地元の方々、朝鮮通信使や歴史に関心のある人およそ60名が先人を偲んで焼香を行ないました。

神宮寺中澤老師による表白

供養会実行委員会の委員長には藤香会の毛屋副会長が就き、昨年より地元の区長、神宮寺檀家の方、漁業組合、婦人会、相島歴史の会、藤香会などが中心となって準備を進めてきました。

藤香会からは、毛屋副会長をはじめ天本理事、西田理事、東旭秀会員が参列いたしました。

毛屋実行委員長(藤香会副会長)の挨拶

供養会の後は筑前琵琶奏者の東旭秀大師範(当会会員)の「藍嶋殉難碑」(作曲東旭秀さん、作詞示車右甫さん)が奉納されました。詞は相島での遭難の経緯を詠ったものです。

東旭秀さん(当会会員)の筑前琵琶演奏奉納

その後場所をきずな館に移して相島歴史の会の今村公亮事務局長による「ユネスコ世界の記憶登録の意義とこれからの課題」と題する講話がありました。

その内容は西日本新聞にも掲載されました。

西日本新聞に掲載の記事(H30.7.23付)

平成30年度藩校サミットが開催されます

今年は第16回目で9月29日、30日に京都府舞鶴市で開催されます。参加希望の方は田中雅美監事(修猷館同窓会事務局長)へ7月25日までにお申し込みください。

例年通り当会の名誉顧問であります黒田長髙様ご夫妻も参加されます。

申し込み先

田中税理士事務所  田中雅美 〒810-0073

福岡市中央区舞鶴3丁目2番5号アイビル4F

電話 092-712-4799   / FAX 092-771-3719

携帯:090-4770-4692 / e-mail:mztanaka@io.ocn.ne.jp

パンフレットは、以下のファイル名をクリックしてください。

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昨年、金沢で行われた藩校サミットの写真です。

長髙様ご夫妻の右は徳川宗家18代恒孝様ご夫妻

エクスカーション、金沢公園で撮影

平成30年総会が開催されました

5月27日11時から鳥飼八幡宮参集殿で、総会が3名の協賛会員を含め総数63名の出席を得て開催されました。

山崎会長が冒頭、「協賛企業・団体は50社・団体となり、目標を達成した。今年度は協賛企業・団体の期待と要請を受け、黒田家歴代藩主の顕彰と会員の研鑽を従前通り、新たに文化事業を通じて社会的な使命に応えるようにしたい。」と挨拶されました。

山崎会長の冒頭の挨拶

議事は議案書通り承認され、役員は木下正監事の退任と新役員2名(岳康宏氏、郡基博氏)が選出されて、12時に終了いたしました。

事務局・原総務担当理事の議案説明
審議する出席会員
新任の岳康宏信理事の挨拶
新任の郡基博理事の挨拶

その後、修猷館同窓会会長である川崎隆生 (西日本新聞社代表取締役会長)氏から「黒田家と藩校修猷館」と題して講話を頂戴いたしました。川崎氏は黒田藩の儒学に触れ、朱子学の竹田定良と古学派の亀井南冥の儒学の双璧が9代藩主斉隆公の命によってそれぞれ修猷館(東学問所)と甘棠館(西学問所)を開設・開学したことを説明されました。そのなかで修猷館は幕末まで続き、明治になって一時途絶えたが、11代藩主であった黒田長溥公や金子堅太郎らの厚志によって再建され、教育の自主自立と人格の高揚、完成に向けた基礎的な学習は今も続いている旨、説明をされました。

講話を行う川崎隆生修猷館同窓会会長

長髙様が「博多どんたく港祭り」に来られました

5月3日、4日の日程で、黒田長髙様ご夫妻が「博多どんたく港祭り」のため来県されました。

「博多どんたく」に来られた黒田長髙様ご夫妻
演舞台で挨拶される長髙様

5月4日は福岡城演舞台で柳生新影流柳心会宗家の長岡鎮廣(会員)さんの四方払いが行われ、続いて長髙様は稚児舞(西流)をご覧になった後、稚児流れよりお祝いの口上を受けられました。

演芸を鑑賞するご夫妻、山崎会長と会員たち

引き続き場所を下の橋御門に移して博多松囃子・三福神による祝いの口上を受けられました。答礼として伝統の「一束一本」をお返しになりました。

大黒流に答礼の「一束一本」を渡される長髙様
博多松囃子の口上、答礼を終えての集合写真

博多松囃子は博多の商人が年始の挨拶のため、福岡城の殿さまにお目にかかり年始祝いの口上を述べるのがしきたりで、殿さまからの返礼は半紙一束と白扇一本(一束一本)になっています。「筑前歳時図記」や「博多津要録」にも記述があります。

「筑前歳時図記」に書かれた博多松囃子(国立公文書館所蔵)

東旭秀会員、田原坂慰霊塔へ筑前琵琶の奉納演奏

4月30日、会員で筑前琵琶奏者の東旭秀さんが西南戦争最大の激戦地であった田原坂で、明治維新の志士たちに捧げる鎮魂歌として慰霊塔に「秋風故郷の山」を捧げられました。東さんが主宰する「恵美企画」の5周年を記念して主催し、「西南戦争田原坂顕彰会」が支援しました。福岡から東旭秀さんを支援する20名が参加いたしました。藤香会会員では、西田理事、天本が同行いたしました。

田原坂戦死者慰霊塔
演奏前に挨拶する東旭秀会員
慰霊塔前で献奏する東旭秀会員

慰霊塔うしろの銘板には西南の役で亡くなった人びとの名前が官軍・薩軍毎に出身県別に14,000名刻まれています。明治10年3月20日に田原坂での戦いは多くの戦死者(全戦死者の4分の1の3,660名と言われています)を出して終わりました。福岡県からも多くの人が両軍に参加しました。薩軍に参加した人の中に加藤堅武、武部小四郎の名前がありました。両名とも田原坂の戦いに呼応して数日後の3月28日に起こった「福岡の変」に参加して斬首されました。子孫の方が会員としておられます。

名板に刻された福岡県出身者の名前(薩軍)

「西南戦争田原坂顕彰会」の谷口憲治さんによると、毎年3月20日に慰霊祭を行って官軍・薩軍の両方の戦死者の御霊を慰霊しているとのことで、両軍を一緒に弔っているのは田原坂だけと言われていました。

「西南戦争田原坂顕彰会」の藤井修一会長の挨拶
終了後に慰霊塔前で集合写真

 

如水公415回御忌法要が執り行われました

如水公の命日である3月20日小雨模様の中、崇福寺で第415回御忌の法要が執り行われました。

16代当主黒田長髙様はじめ会員64名が方丈での岩月海洞老師の読経の中、焼香をいたしました。

参詣の長髙様、山崎会長、毛屋副会長
読経中の崇福寺岩月海洞老師
挨拶される長髙様

焼香終了後は黒田家墓所に向かい如水公墓前で再び焼香を行なって参詣を終えました。

墓前に焼香される山崎会長
墓前に焼香する会員

法要の模様は西日本新聞の3月21日付朝刊にも掲載されました。

法要の模様が掲載された西日本新聞3月21日付朝刊

 

この法要に先だって3月18日(日)に会員45名が墓所の草刈りや墓石花活けの清掃に汗を流しました。

墓所の清掃を終えての集合写真

忠之公の第365回御忌法要が執り行われました

命日の2月12日朝から冷え込む中、11時から墓所のある東長寺で第365回御忌法要が営まれました。長髙様の臨席を仰ぎ、賛助会員3名を含む会員58名の参列しました。

藤田紫雲老師の読経の中、長髙様、山崎会長、毛屋副会長に続いて、会員の焼香がありました。

終了後、2階の広間に場所を替えて、会員太田和孝さんの「光之公の小石原藩窯について」と題して、3代藩主光之公が小石原に焼物窯を作ったこと、大田さんの敷地内にある窯跡が史跡に指定されたことなど、また大田さん自身が「日本桜の会」をはじめ桜の苗木を贈るボランティア活動をされていることなどを話されました。

太田さん自身も昨年7月の大洪水の被害に遭われているため、今年の5月には犠牲になられた人たちのために護摩供養を計画されているとのことでした。

その後はお昼を供にしながら、会員同士の交流を行い、1時前にとどこおりなく終わりました。

焼香される長髙様
順番に焼香する会員たち
法要が終わって挨拶される長髙様